カテゴリ
外部リンク
お気に入りブログ
旅とパンのスロウな日々 NAO`s days トルコ料理HiSAR (... スワラジブログ From Finland... 川村亘平 北川ベーカリー 木蔭のアムゼル ブルターニュ食堂 秀岳荘常務ブログ ラララ食堂とピーナッツ食... Pink Tech シリ... 記事ランキング
画像一覧
以前の記事
2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
|
2006年 02月 17日
予定を変更してバラナシへ。
ほんとうはサンガネールの工房へ行こうと思って残していた時間。 いかないことにしたのはどうにでも理由づけはできるけど、ひとつは私の弱さです。 でもそれも受け止めて、また、ここに来ることに。 昨日からソニンちゃんの結婚式が始まりました。 私の大の仲良しアンキット(今年10才)のいちばん上のお姉ちゃん。 ああ、ソニンちゃんもとうとうお嫁さんになるのだなあ。 さて、昨日はお嫁さんのうちから山盛りのごちそうや、新しいサリーや、果物なんかを荷車に乗せて旦那さんのおうちまで運ぶ儀式でした。 ひとくちにインドの結婚式といっても、地域や家族によって実にさまざま。 ここのおうちでは、おばあちゃんの手作りのガネーシャ君や、このカーストならではの魚を象ったミターイ(甘いお菓子)も。 街中を激しい太鼓のリズムとともに踊り歩いて旦那さんのうちを目指します。 ほんとうは女性はこの列に参加しないのだけど、私は外国人かつ子供(!)同様ということでちびっこたちと手をつないで一緒に練り歩きました。 これによって交通渋滞がおきようとノープロブレムなインドがいとおしい。 通りすがりのひともたちどまり、ますます白熱していくダンス。 ふとよこに目をやるとアンキットがぐしゃぐしゃに泣いていました。 「どうしたの!?」ときいても首を横にふるばかり。 泣くのをこらえようとしているけれど、涙は次々とあふれ止まらない。 ああ、そうか。 お姉ちゃんがお嫁にいっちゃうんだもんね。 ずうっと一緒に暮らしてきた大好きなお姉ちゃんと、これからは別々のおうちに帰らなきゃいけないなんて悲しいのは当たり前だ。 そういえばいままで、お婿さん側でしか結婚式に参加したことがなかった。 もちろん幸せなことには違いないけれど、結婚式、さみしい気持ちをこらえているひと もいるんだ。ただのお祭りさわぎじゃないんだ。 うちのお父さんも妹の結婚式で号泣したという話を思い出す。 アンキットの感情に触れて、私まで涙がでてきて、まわりのひとたちに ほら、泣くのは明日までとっときなさい、今日はまだソニンはおうちにいるのだから、 とさとされる。 今晩、ソニンとさいごのお別れ。 アンキット、今日は一緒に笑顔で送り出そうね。
by indian_switch
| 2006-02-17 23:29
| インドのこと
|
ファン申請 |
||