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2006年 06月 20日
モロッコはマラケシュのフナ広場の夜市。
ここは、わたしにとってはじめての魔法使いの住む町だった。 おじいさんのマント。 おんなのひとのショール。 ムスリムのぼうし。 道ゆく馬車。 迷ってしまいそうな旧市街の小道。 そして、夜になるとたくさんの人でにぎわうフナ広場には 蛇使いや、楽隊や、手品師が日が暮れるとともにやってくる。 だいだいのあかりと 屋台のけむりが 空へ、空へとすいこまれていく 静かでにぎやかなフナ広場。 アラブの町。 その一角に兄弟でやってる揚げ物屋台があって、 写真は寡黙で渋いおにいちゃんのほう。 それはそれはジェントルマンだったのです。 いやなことがあって、 モロッコ人を嫌いになりかけて、 でもこのお店に出会って、こころが柔らかくなりました。 茄子の素揚げに粗塩まぶして あついあついといいながら ぱくつく その瞬間を なぜだかいまでもしっかり覚えている。 アメリカが嫌いだと言った弟。 アラビア語。 あのときはフナ広場以外はあまり好きになれなかったモロッコ。 もう二度と来ないと誓ったモロッコ。 でも、いまならきっと大丈夫な気がする。 なんでかわからないけど。 茄子の素揚げ屋台のせい? またあの夜に、あのひとときにすいこまれたい、 そんなきもち。
by indian_switch
| 2006-06-20 21:48
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